ナント地方音楽院/Conservatoire à Rayonnement Régional de NANTES CRR
メシアンが音楽を習い始めた街ナントで、本場のフランス音楽を学ぶ。
■学校一般情報■
ナント地方音楽院は1846年創立。P.ラドミロー、A.ダルシュなどを輩出しています。現在、地域の児童を含め1,800名の学生と120名の講師が在籍。56のクラスルーム、大小3つの視聴覚ホール、豊富な資料を有する図書館を併設。恵まれた施設で音楽を学ぶことができるでしょう。市内はバスやトラム(路面電車)が走り、アクセスも容易です。また、ナントは、ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭の発祥の地でもあります。2005年からは、日本でも国際フォーラムで毎年開催され、入場者数30万人という人気ぶりです。
教育プログラムは、音楽入門の第一課程、基礎を学ぶ第二課程、総合力をつける第三課程があります。さらに専門課程では、修了証明書(CEM:音楽研究資格免状)の取得を目指します。ポテンシャルの高い優秀な学生は、卒業ディプロマ(DEM:音楽研究資格)を取得することができます。
演奏実技の専攻は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ギター、フルート、オーボエ、クラリネット、リコーダー、サックス、バスーン、トランペット、ホルン、トロンボーン、チューバ、ピアノ、ピアノ伴奏、チェンバロ、オルガン、打楽器、ハープ、ギター、声楽、バロック・ヴァイオリン、バロック・ヴィオラ、バロック・バスーン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、トラヴェルソ、ナチュラル・ホルン、ジャズ(ドラムス、ピアノ、ギター、ヴォーカル)、アフリカン・パーカッションがあります。また、ナントはブルターニュ公国の首都だった歴史から伝統音楽にも力を入れています。ボンバード、セルティック・ハープ、ダイアトニック・アコーデオンを学べるのも魅力でしょう。アンサンブルは、器楽別、打楽器、バロック、伝統音楽、室内楽、オーケストラ、ビッグバンドなどがあります。その他、混声合唱、ヴォーカル・アンサンブル、舞台・オペラ、シャンソンのクラスやアトリエもあります。もちろん、講義科目では、ソルフェージュ、エクリチュール、楽曲分析、音楽史、音楽視聴感想、オーケストレーションなどを学ぶことができます。