チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院/Moscow Tchaikovsky Conservatory
世界3大音楽院のひとつ、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院で、世界レベルの音楽家になろう。
■学校一般情報■
チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院は、1866年設立。1940年にチャイコフスキー生誕100周年を迎え、現在の学校名となりました。パリ高等音楽院、ジュリアード音楽院と並ぶ、世界3大音楽院のひとつで、音楽教育機関の最高権威として世界に名声を轟かせています。校風は国際的で、世界各国との交流も盛ん。留学生の数も年々増加している為、留学生のプログラムやケアにとても力を入れています。1950年代後半に同校初の留学生を受け入れて以降、ジャクリーヌ・デュ・プレ、ラドゥ・ルプー、イーヴォ・ポゴレリチ、寺原伸夫など、85カ国4,500名の留学生が卒業しました。また、現在同校で学んでいる留学生は、最も評価の高い国際的な音楽コンクールで優勝・入賞していて、その中には日本人も多く含まれています。同校は、140年以上の長い歴史の中、スクリャービンやラフマニノフ、リヒテルなど、数えきれない優秀な音楽家達を次々と輩出。さらに、同校を卒業した多くのアーティスト達が客員教授として招かれているため、常に非常に高い音楽教育レベルを誇っています。
大学および大学院課程では、ピアノ、オーケストラ器楽(弦楽器、管楽器、打楽器)、音楽学(音楽史、音楽理論)、作曲、指揮(合唱、オペラ、交響楽)、声楽(ソロ)、古楽・現代音楽の7エリアで学位や資格取得が可能です。留学生にとって魅力的なのは、1年間の予備コースでしょう。入学試験は実技のみ。ロシア語は必要ありません。このコースでは、実技、ロシア語、ソルフェージュ、和声、音楽史を学び、修了試験に合格すれば、大学課程メインコースの1年生に入学することができます。
室内楽からシンフォニーオーケストラ、バロックから現代音楽まで、音楽活動が盛んなキャンパスでは、20以上の音楽グループが、毎日のようにコンサート公演やライブ活動を実施。校内には、1,800名もの観客が収容可能な大ホールを含んだ、全部で3つのコンサートホールを有しています。また、オフシーズンでも公開レッスンやシンポジウム、リハーサルやコンクールなど、音楽に関するイベントが盛んに行われ、キャンパス全体が常に熱気に溢れています。