リエージュ王立音楽院/Conservatoire royal de Liège
フランス語圏の都市で音楽に集中し、プロ音楽家を目指す。
■学校一般情報■
2004年度以降、リエージュ王立音楽院は、ヨーロッパの教育振興を目的としたボローニャ宣言を受け、長期学習を希望する、大学レベルの学生を積極的に受け入れています。また、これまでにセザール・フランクのほか、ベルギーの著名な音楽家、ウジェーヌ・イザイ(ヴァイオリン、作曲、指揮)、マルタン・ピエール・マルシック(ヴァイオリン)、クロード・ルドゥ(作曲)などを輩出。実績と歴史のある音楽院として定評があります。
教育プログラムは第一課程と第二課程を提供。第一課程は、バカロレア(大学入学)資格者または同等レベルの学生を対象とした、学士に相当するコースです。第二課程は、ベルギー国内やヨーロッパで音楽専攻のディプロマを持つ学生や、同等レベルまたは学士を持つ外国人学生が対象です。修士課程に相当し、音楽家コースと教育家コースの2つがあります。音楽家コースでは、専門的なトレーニングを受け、プロの演奏家を目指します。教育家コースでは、アカデミーや高校での音楽講師を目指します。
同校の専攻は、ピアノ、ピアノ伴奏、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、クラリネット、フルート、オーボエ、サックス、バスーン、ホルン、トランペット、トロンボーン/チューバ、声楽、オペラ、指揮(合唱、オーケストラ)、ギター、パイプオルガン、打楽器、作曲、エクリチュール&音楽理論です。講義科目には、ソルフェージュ、楽曲分析、和声、音楽史、即興などから、室内楽、オーケストラといったクラスを用意。さらに、芸術比較、心理学、社会学、哲学、マーケティング、ソルフェージュ方法論、オルガノロジー、言語療法のクラスもあり、音楽と関連する学問を総合的に研究することができるでしょう。クラスがいくつかある科目では、好きな講師を選べるのも魅力です。声楽の学生には、ドイツ語、イタリア語のクラスもあります。