福田純子さん/リヨン地方音楽院/フランス・リヨン

福田純子さん プロフィール宇都宮大学大学院、東京藝術大学大学院修了後渡仏、リヨン国立高等音楽院ピアノ伴奏科でピアノ伴奏(器楽・歌曲・オペラ)、ピアノ独奏、室内楽、クラヴサン、鍵盤和...

笹田ももこさん/バレリーナ

-サマーのお話を伺っても宜しいですか?ブログラムの内容を教えてください。 笹田ももこ様:サマーは一応、全幕ものの振付を3週間のプログラムの中でするんですけど、次のサマーだと、「真夏の夜の夢」をはじめから振り写しをし始めて、最後のパフォーマンスで披露するみたいな感じです。 その主役とかプリンシパルの役とかを私とかブリトニーっていうプリンシパルの子がやって、コールドをサマープログラムに参加してる子達で固めます。 なので、午前中はクラスレッスンをやって、お昼からリハーサルを小分けしてやっていって、夜はみんながコンテンポラリーのリハーサルをしてます。コンテンポラリーのショーケースも一番最後の披露できる所でやります。 -平均的な参加人数は、何名ですか? 笹田ももこ様:いつもは100人いかないぐらいですかね。年度によって違うんですけど、50~100人の間で毎年人数が変わってる感じですね。 -スタジオ、稽古場がニューヨークの州外ではなくて郊外ですか? 笹田ももこ様:そうです。郊外に行って、そのアルバニーにあるエッグシアターっていう大きいシアターがあるんですけど、プログラム中はずっとその舞台の上でレッスンをして、リハーサルをして、本番のパフォーマンスもその同じシアターでするので、ずっ と劇場に朝から夜というか夕方ぐらいまで一日中いるような感じですね。 -クラスは誰が教えてくださるのですか? 笹田ももこ様:ディレクターですね。レオナルドとキアラーという夫婦でやってるので、どちらかが。クラスが2つに分かれるんですけども、若い子は14才から来れるので、14才~18才以下の子達と18才以上の子はレベルを2つに分かれます。基礎のクラスと上級 のクラスで分かれます。基礎のクラスを朝どっちかが教えて、もう一つのクラスをどちらかが教えるみたいな感じです。1時間ぐらいちょっとずつ分かれてて、1クラスをはじめ朝から9時半とか10時半からやって、そのクラスが終わって、その子達がランチブレイ クを取ってる間に次のクラスが舞台でやる。ちょうどお昼過ぎからリハーサルを一緒にやる。 -どんな国籍の方が参加されますか? 笹田ももこ様:結構バラバラです。イタリア、ギリシャ、アジアだと韓国、中国、日本の子達と、あとは、アメリカもいろんな所から来てますね。オーストラリアとかからも参加されます。 -今度はカンパニーのことについておうかがいします、年間の公演数はどれくらいですか? 笹田ももこ様:年間だと、シーズン毎にパフォーマンスがコンテンポラリィとクラシックと両方あって、それが3~4公演ずつあります。 10月に始まってすぐにコンテンポラリーがあって、11月も小さいパフォーマンスが何個かあって、12月はくるみ割り人形を毎週末のようにやって、年明けニューヨークフェスティバルって、一週間の冬季のイベントもあるんですけど、それが終われば、次は3月か らまたシーズンが始まるので、また3月も何公演かやって4月も何公演かやって、5月もっていう感じですね。 -エッグシアターを拠点に活動されてるのですか? 笹田ももこ様:サマーはエッグシアターという所をベースでやっておりますが、ニューヨークになるといろんな所で小さいスタジオとかでやって、スタジオでもショーケース持ったりとか舞台でパフォーマンスやったりとかいろいろあります。 -ツアーに出て? 笹田ももこ様:そうですね。そのアペランティスの子達は、Hビザっていうインターンのビザを取ったりとか、アペランティスの子になると、自分で決めれるんですけど、3ケ月毎にシーズンがあるので、ちょうどツアーのエスタとかで来て帰る子もいるし、ビザ を取ってくる子もいるしっていう感じですね。 -住む所はどうしてますか? 笹田ももこ様:アパートを借りて、あとは向こうでアーティストのビザで教えたりとかも出来るので、バレエ教室で教えたりとかもするし。他のカンパニーのゲストに出たりとかっていうので、ちょっとずつプラスαさせていくっていう感じです。ニューヨーク は結構ダンサーにとって住みやすくて、いろんな他のゲストの仕事もいっぱい貰えるので、結構バレエダンサーとしてはやっていきやすいかなと思います。 -このカンパニーを知ったキッカケは何だったんですか? 笹田ももこ様:私が17~20才の時までニューヨークのジョフリーバレエスクールにいて、その時に一緒にバレエスクールにいた子が今のアイクのプリンシパル、ブリトニーで、その時、その結構仲が良くて、ブリトニーの友達ビリーブランケンって、ニューヨー クにいたフェスティバルのコーディネートをやってる男の子もみんな結構ジョフリーで一緒で、友達が今のカンパニーに多くて、ニューヨークにオーデション、NNBA辞めて戻った時に、「おいでよ」って言ってくれて、行ってレッスン受けたら、結構楽しかった というか相性が良くて、そのままとんとんとんという感じで入りました。 -ジョフリーを選ばれた理由はなんですか? 笹田ももこ様:最初はアメリカに行きたい、ニューヨークに行きたいというのがあって、ニューヨークのバレエスクールを何個か探した時に、私のその17才ぐらいの頃って、もうなんかジョフリーかエイリーかって、あんまりニューヨークにバレエスクールが多 くない時に、ニューヨークシティバレエのスクールオブアメリカンバレエとかは規定が結構厳しくって、17才だと既に遅いというか。ジョフリーが結構大きく受け止めてくれるというか。スカラシップも貰えたので、そのままジョフリーに3年いました。ちょうど セカンドカンパニーみたいなのがあって、私はトレイニーっていう、そのスクールの一番上のクラスに入れてもらって3年。私がこの3年行ってる間にアンサンブルが一旦無くなってしまって、なので、スクールにいながら他の地域のゲストとかにも、「ここのフ ロリダの学校に行ってきて」って言って、友達と発表しに行ったりとかっていうのをいろいろやってもらえた。ちょうど、そのジョフリ-の時もちょうどチェンジしている時期で、いろいろ試してやってる感じでしたね。 -ジョフリーのだとジャズとかコンテンポラリーとかありますよね? 笹田ももこ様:コンテンポラリーとかクラシックとか全部やって、たまに一週間に先生の気が向いたら、バレエ史じゃないけど、こういう人がいてこういうやってるんだよっていうのを話してくれたりとか、あとはピラティスがあったりとかしました。 一日朝クラス、ランチブレイクがちょうど間挟まって、パドゥドゥのレッスンとコンテンポラリィ、ジャズとかモダンとかをやって、最後にもう一回レッスンが16時ぐらい。だから、朝の10時ぐらいから16時ぐらいまでみっちりレッスンでした。 -17才っていうと日本の高校ですよね? 笹田ももこ様:高校2年生で、私は高校中退して留学しました。私はバレエだけにしようと思ってその道を選びました。 -16時ぐらいに終わってからは、どうしてたんですか? 笹田ももこ様:そのまま家に。結構16時ぐらいになるとぐったり。みっちりすぎて疲れるので、そのまま家に帰って、友達とご飯食べに行ったりとかバレエ観に行ったりとかですね。ニューヨークは終電等で学割が全部きくので、ミュージカル観に行ったりとか 、毎日ではないけど週に一回ぐらい行けたらいいかなあっていう感じ。 -お住まいは寮ですか? 笹田ももこ様:17才から私は18才の未成年の時期は寮にいて、18才過ぎてからは友達とアパートシェアしてました。 -アパートはどの辺に住まれたんですか? 笹田ももこ様:私は友達とブルックリンに住んでて、寮は学校の近くにあるジョフリーの寮というよりも、なんかドミトリーというか、いろんな子達が住める、学生の子達が住める所にいましたね。 -食事とかは自炊ですか? 笹田ももこ様:寮の時は朝、夜付いてました。友達と住み始めてからは自炊ですかね。日本のスーパー行って買い物してました。お昼は学校の近所のデイリーとか行ったり、朝ご飯の時にバナナとかりんごとかをとって、それを持って行って食べてました。 -ニューヨークを選ばれた理由は何かありますか? 笹田ももこ様:私が身長がまず小さくて、ヨーロッパはまず頭になくって、アメリカでいろんな所を探した時に、ニューヨークだと、ショービジネスが大きいというか、結構重要視されてて、バレエダンサーって言っても「凄いじゃない」と認めてくれてるとい うか。いろいろと学校とかを探した時に、アメリカの田舎に行って、ほんとのバレエしかしないよりも、ニューヨークに行って、いろんな刺激をもらえた方がいいかなと思って、17才の頃に学校を辞めて探した時に、ニューヨークとなんかピンときたっていうか 、楽しそうだなと思って。初めジョフリーも一年だけ行くはずだったんですけど、3年になってだんだん長くなってきました。 -実際行ってみてどうでした?自分が想像してたのとおりでしたか? 笹田ももこ様:凄く合うというか、ホームシックとかにも一回もならなくて、リラックスできるいい家だなっていう感じがして、毎日楽しくって。毎日、朝起きて学校行ってレッスンするのがなんか楽しいし、ただ歩いてるだけでも結構楽しいです。 -お休みの時とかは、どういう事されてますか? 笹田ももこ様:ミュージカル行ったりとか、公園とかもパブリックのとかも結構多くって、景色眺めに行ったりとか、歩き回ったりとか、友達とご飯食べに行ったりとか、いろいろなんかみっちり予定が組んであります。 -お休みって、クリスマスとかのバケーションとかっていう時は、日本に帰られたりとかしますか? 笹田ももこ様:そうですね。バレエ学校の時とかも、ほんと年に1回年末。学校だと、9月から始まって6月までなので、ほんとその夏休みに日本に帰ってきて。学校の時は夏。冬はずっと向こうに学校にいて、夏だけ帰ってきました。 -ジョフリーは年に2回公演があるのですか? 笹田ももこ様:そうですね。くるみ割り人形を12月にやって、最後の学校の卒業公演というか6月に終了。一年が終わりましたよっていうのが春にパフォーマンスが。だから1年に2回。冬と春です。 -日本のバレエスクールとなにか違いはありますか? 笹田ももこ様:日本だと発表会って言うと、その為に練習をしててパフォーマンスでおしまいみたいな感じですが、バレエ学校とかだと、ただなんか一年を通してどれだけ成長しましたというのを見せる所で、バレエ学校のパフォーマンスでも全然関係ない人と かも観に来てくれて、パフォーマーとして成長できるというか。日本だと、発表会しました。おしまい、みたいな。お披露目会みたいな感じなんですけど。向こうだと、ほんとにパフォーマンスしてお客さんから「良かったよ」って言ってくれて、毎年積み重ね というか。結構、身内じゃない人から「良い」って言ってもらえるのが凄いいいかなと思います。日本だと、やっぱり家族から「良かったよ」って言われて。お友達とか。向こうだと、「この人誰?」っていう人が「凄い良かった」って言ってきてくれるのが、 凄いいいなあと。アメリカのバレエとかが確立されてるなあというのが凄い感じます。 -日本の学校の教え方だと、発表会に向けてのお稽古。向こうのバレエスクールの場合は、バレエというものに対しての成長過程の通過点ではないですけど、その変化を見る公演ということですけれども。実際、朝から夜まで夕方までのクラスの中で教え方が違う とか、環境も変われば指導も変わると思うんですけど、なんか大きな差っていうんですか、日本とアメリカの差は? 笹田ももこ様:日本だと、やっぱり日本って教える免許を持ってない人がいたりとかして。私が日本にいた時も、「私が教わってきたからこうだよ」ってワンパターンっていうか、教えるんですけど。アメリカだと、向こうは「小さくてこういうダンサーだから 、こういう所引き延ばさなきゃいけないんだよ」って、マンツーマンで言ってくれる。大きい子にはその子に合った指導の仕方をしてくれるし、私とかだと「アジアで小さくて、どう頑張っても大きくはならないから、ももこはこうやってこうやるとパフォーマ ーとしていいんだよ」っていうのをいろいろ言ってくれて、一人一人に合った指導をちゃんとしてくれるというか。そんな先生達もなんかちゃんとパフォーマーとしての経験がちゃんと今まで積み重なっているので、いろんなその先生達が知ってる人の例を挙げ てくれて、「こういうダンサーがいるから観てみな」みたいな感じで言ってくれたりとか。 -ジョフリーのトレーニークラスは、1クラス何人ですか? 笹田ももこ様:私がいた時は1クラス20人ぐらいだったかな。男の子が10人ぐらいいて、女の子が10人いたりとか半々ぐらいですね。下のクラスになると、結構グチャグチャにいたりとかだったと思います。 -パドゥドゥとかはどうですか?若い子と。日本にいると、多分先生とかとやると思うんですけど。 笹田ももこ様:そうですね。向こうだと、友達と相談しながらやるというか。私とかだと、身長が小さいので、身長でパドゥドゥとかってやるので、結構いつも若い子に当たって、お互い「こうやるんだよ、こうやるんだよ」って教え合ってやるっていう感じで した。日本だと、男性のパートナーから言われて、その人に合わせていくというか。アメリカは、お互い譲り合ってくれるというか。「私はこうしたいから、こうやって」って言うと、男の方もやってくれる。パドゥドゥとかは平等な感じでした。 -学校卒業されて日本に帰国されてお仕事されて、今またニューヨークに戻られて。今後、目標と言いますか、個人的にビジョンとかっていうのは、何かありますか? 笹田ももこ様:踊れる限り踊り続けて、将来私は日本にあんまり帰ってくるつもりが頭の中にないので、アメリカで教えを始めるか、今のカンパニーとかでクラス持たせてもらったりとか、今までやった事を無駄にしないように次にバトンを渡せるようにはした いなと思います。 -その拠点をニューヨーク若しくはアメリカでやるということですか? 笹田ももこ様:そうですね。はい。 -今後、例えば日本にいる若い生徒さん、何かアドバイスとかあれば教えて頂けますでしょうか? 笹田ももこ様:日本の子供達だと一度に静かにシャイになっちゃって、アメリカの先生達がアプローチしてくれてるのに、殻に閉じこもっちゃって静かになっちゃうので、そこを思い切ってオープンになって自分をプッシュするのを上手にならないと。やっぱり 言葉の壁もあるし、コミュニケーションの壁もあるので、静かに黙ってると、やる気がないって勘違いする人が結構多いので、ほんとシャイにならないでオープンに出していくといいんじゃないかなと思います。日本人の子達って、テクニックがしっかりしてる から、そこは認めてもらえて。いつもコミュニケーションの場でそこで躓いちゃうというか。「あの子とコミュニケーション取れないんだけど」って言われて、間に私が入ったりとかすることもあるので、ほんと自分を思い切って出すやり方を取得した方がいい かなと思います。 -ご留学前は英語とかはどうやって習得しました? 笹田ももこ様:私はジョフリーに行った一年目に、行ってすぐに私はバレエだからレッスンは大丈夫だろうと思って行ったんです。英語はそんなに勉強して行ったわけではなくて、高校2年生までの学校の英語だけで行って、行ってみたらほんとにレッスンってバ レエの単語が一緒なのにも関わらず、あんまり分からないというか。「この人何言ってるんだろう?」みたいな。で、もう行って3ケ月ぐらいで向こうに行ってから勉強して、英語の喋れる日本人の子達がいたから助けてもらいながらやって、半年経つ前ぐらいま でに頑張ってヒアリングだけを覚えて。あとは、ちょっと聞き始めることが出来たら、アメリカ人の子達と一緒にいるようにして耳を鍛えるというか、喋らなきゃいけないような環境に自分で置いて。一年経ったぐらいでは、だいぶ喋れるようになったかなって いう感じです。 -海外での生活の中で困ったなあなんていう時とかってありましたか? 笹田ももこ様:日本だと、ちょっと体が故障した時っていうか、足が痛くなったりした時に、すぐに行ける整骨院の先生がいたりとかするのに、アメリカだと、結構自分でセルフケアをしなきゃいけなくて。初め、学校にいる時とかも、ほんと脚が痛くなった時 に行く所が大きい病院しかなくて、行ったところで別に「休みなさい」と言われるだけで何もできないというか。治療をしてくれる人が周りにいなくて、アメリカにいる間にマッサージの本とかを凄い読んで、どうやって足の筋肉を緩めるやり方だったりとか、 自分の身体と見つめ合う時間が新たに出来たというか。日本だと預けれる人がいっぱいいるから、何も考えてなかったんですけど。 -保険とかは入ってましたか? 笹田ももこ様:学校の時は旅行者保険というのを持って行ってて、それを持っててもマッサージには行けなくて。ほんと怪我をして、骨が折れましたとか捻挫しましたとかだと行けるけど、ちょっとマッサージに行きたいとかっていうのは、もう全部自腹で払う みたいな。向こうだと、60分のマッサージで100ドルとかするんですよ。だから、結構バレエ学校にいる時にはそういうのが厳しいじゃないですか。1万円とかするのは。だから、友達とマッサージし合ったりとか。そういうのが結構、身体が。スケジュールも日 本のバレエやってるのと全然違う所にいたので、身体が合うまでは結構大変だったかな。環境に合うまで。 -特に危険な目には会ったりとかはありますか? 笹田ももこ様:していないですね。でも、なんかニューヨークだと、ここのストリートには行っちゃいけないとか、情報で入ってくるので。「ここは危ないよ」っていうのがあるので。今とかだと結構慣れてるから行きますけど、学校にいる時はほんとにハーレ ムには行かないとか。家の親とかからも凄い「行かないでね」とか言われてたので。やっぱり言葉が通じなくて、「旅行者です」ってはたから見て分かると、周りの人も舐めてかかってくるというか。「この子分からなくて歩いてる」みたいなのが分かると、ほ んとに余計に危険になってくるので。私は歩く時は、アメリカ人の子達と一緒にいたりとかします。日本人で集まっちゃうと、やっぱり危険かなと思います。 -外のオープンクラスとかは行かれたりとかしました? 笹田ももこ様:行きます。たまに。ステップスとかバレエアートとか、オープンクラスがニューヨークもいっぱいあるので、バレエレッスン受けに行ったり、ステップスっていうオープンクラスが出来る所だとピテイスのクラスがあったりとかいろいろあるので 、自分の身体に、その時のメンテナンスに行けるようにしてましたね。オフの時とかは。 -大変貴重なお話しありがとうございました。

池田明莉さん/ドレスデン国際バレエサマースクール

-バレエは何歳に始められましたか? 池田様:4歳から始めました。 -週にどれくらいお稽古に通われてますか? 池田様:今は週4回です。 -1日にどれぐらいのお稽古されていますか? 池田様:1日1時間半です。コンクール時は、3時間位です。 -留学を決めた理由を教えていただけますか? 池田様:海外のバレエ学校で外国の方々がどのようにレッスンされているのかを知りたいと思って行きました。 -この講習会を選んだ理由は何ですか? 池田様:ドイツに行ってみたいと思っていて、いろんな国の人が来てるというのを聞いていたので、一緒にレッスンしたいと思って、受けまし た。 -今回海外の講習会に参加されるのは初めてでらっしゃいますか? 池田様:はい、初めてです。 -実際にご参加されてみていかがでしたか? 池田様:やはり言葉が、英語だったので、難しいこともあったんですけど、普段の日本のレッスンでは受けられないような、クラシックだけで はない踊りも経験することができたのでよかったと思いました。 -いろんな国の方が参加されていたと思うんですが、今回明莉さんが入られたクラスには、1クラス何人ぐらいの生徒さんがいらっしゃいました か? 池田様:男の子も入れて、30人から40人ぐらいだったと思います。 -その中に日本人の方はどれぐらいいらっしゃったんですか? 池田様:私を含めて3人でした。 -日本人の方で参加されている方の年齢は、どんな方が参加されていましたか? 池田様:16歳と17歳です。 -お話されましたか? 池田様:はい。学校に一緒に行ったり、結構お昼休憩も一緒に食堂に行ったりしていました。 -そのほか、参加されていた方というのはどんな国の方がいたかわかりますか? 池田様:本当にいろんな国から来てたんですけど。イタリア、スウェーデン、ベルギーとか。あと、ドイツの子もいました。 -特に講習会で印象に残っていることがあったら教えていただけますか? 池田様:コンテンポラリーで、同じグループの人たちと協力して、1人の子をみんなで持ち上げて移動したり、みんなの中に飛び込んだり、普段 あまりやったことのないことをやりました。あとは、クラシックの一つのバリエーションをみんなで少しずつ順番に踊っていくということもし ました。 -何のバリエーションを踊りましたか? 池田様:私のグループは、バヤデールの、パ・ダクションでした。それをみんなで少しずつ順番に踊っていく、っていうのをやりました。 -施設はどんな感じでしたか? 池田様:施設は広くて、スタジオもたくさんで、大きな広いスタジオから、小さいスタジオまでいろいろありました。 -1日のタイムスケジュールを教えていただけますか? 池田様:私は、朝7時ぐらいに起きて、ホステルの朝食を食べに行き、それから、ホステルの洗濯機が壊れていたため、洗濯は手洗いでやってい たので、洗濯したり、その日の準備をしたりして、大体10時ぐらいにホステルを出て、40分かけて歩いて大学まで行きました。レッスン自体は 12時半から始まって、早い日は6時半ぐらいに終わったんですけど、遅い日は夜の8時15分ぐらいまでレッスンしていました。 -朝食、ホステルでのご飯は、バイキングとかですか? 池田様:はい、バイキング形式です。 -パンがあって、チーズとかハムとかを挟んで食べる感じですかね。 池田様:はい。あとは、コーンフレークとかもおいしかったです。 -お昼とか夕飯はどうしていましたか? 池田様:お昼は学校の食堂で食べて、夜はスーパーで買ったパンとかソーセージを食べたり、時間がある日は駅の屋台やレストランで食べまし た。 -レストランではどんなものを食べましたか? 池田様:ソーセージとフライドポテトとか。ドイツっぽいものを食べました。 -食べるものとかスーパーで買うもので困ったりとかはないですか?特に食事の面で困ったことはありましたか? 池田様:学校からホステルまでの途中にスーパーがあったんですけど、そこは夜8時に閉まってしまい、レッスンが遅い日は閉まっていたので、 そこはちょっと困りました。 -そういったときは、どこで買ってましたか? 池田様:駅のスーパーは10時ぐらいまでやっていたのでそこで買いました。ホステルから15分くらい駅まではかかるんですけど、そこまで行っ ていました。 -朝とか夜とかは、40分かけて歩いて行かれていたということなんですが、トラムとか電車、地下鉄は使わなかったんですね。 池田様:はい。最初の日に大学の方が大学まで連れてってくれたんですけど、そのとき、歩いて連れていってもらったので、ずっと歩いていっ ていました。でも、バスとかを使って行っている人もいました。 -クラスメートとかルームメイトの方と一緒に歩いて帰った感じですか? 池田様:はい。ルームメイトの子と一緒に行きました。 -ホステルは、今回2人部屋でしたか?4人部屋でしたか? 池田様:4人部屋です。 -どんな方と一緒でしたか? 池田様:みんな日本人の人でした。なんか合宿みたいな感じでした。いい人ばかりだったので、楽しかったです。 -レッスンでいろんなことを体験されて、初めての海外でいろいろな経験をされたと思いますが、今回の渡航で、冒頭にも言葉が通じなくて困っ たとおっしゃってましたが、言葉が通じない以外のことで困ったな、ということは何かありましたか? 池田様:私が行ったとき、ドイツはとても暑かったんですけど、ホステルにも学校にもクーラーがなくて。それで、窓を開けるんですけど、と 網戸がないので虫が入ってきちゃったんです。それが結構困りました。 -ここ最近、ヨーロッパも暑くなるっていうふうに聞いてます。夜とか朝もちょっと暑いな、という感じですか? 池田様:日にもよりましたが、暑い日が多かったです。 -逆に、ヨーロッパで、今回バレエをして、いろんな国の方とお話して、やっぱり来てよかったな、と思うポイントとかあったら教えてもらって もいいですか? 池田様:向こうの国の子たちがどんなふうにレッスンを受けているのかや、今まで知らなかったような面白い振り付けを知ることができたので 楽しかったです。 -ドレスデンの講習会に参加された方は、コンテンポラリーとか、池田さんがおっしゃったように、振り付けが面白い、ということを皆さんおっ しゃるんですが、例えばバレエをやりたいなと思っている方が参加されて、もうちょっとバレエやりたいな、なんて思うことはあったりします か? 池田様:クラシックバレエも毎日レッスンはあったし、バリエーションも踊れたので、たくさん踊ったなと思っています。 -日曜日のお休みはどのように過ごされていましたか? 池田様:ホステルから時計台が見えていて、そこにルームメイトの子たちと行ってみようということになり、時計台の、教会や、雑貨屋にお土 産を買いに行きました。 -いいですね。観光で皆さんとショッピングして、充実されてましたね。歩いて行かれたんですか? 池田様:はい、そのときも歩いていきました。 -今後、このドレスデンのコースに参加されたいと思う方に、何かアドバイスがありましたら教えていただけますか? 池田様:いい経験がたくさんできると思うので、おすすめです。あとは、行ってみたら、意外となんでもできちゃいます。行ってみたらなんで もなんとかなると思うので。飛行機の乗り継ぎもいっぱいあったのですが、大丈夫でした。 -よかったです。今後の明莉さんの目標とかあったら教えていただけますか? 池田様:今回の経験が、バレエでもそうなんですけど、何かほかのことに生かしていろいろチャレンジしていこうと思います。 -それは例えば、言葉とか、海外との文化交流ということも含めてですかね? 池田様:はい、そうです。 -本日は貴重なお話しをどうもありがとうございます。

求人情報|留学手配担当

【音楽留学&ダンス留学現地手配担当】
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募集要項


職種 留学手配担当
雇用形態 正社員
募集の背景 “芸術家の卵を支え、芸術分野に貢献する”ことを目指して設立した当社。
スクール事業の拡大に伴い、新しいメンバーを募集します。
仕事の内容 音楽・ダンス留学プログラムの現地予約手配業務、お客様の留学前サポート。その他事務業務をお任せします。

【具体的には】
■カウンセラーがお客様と契約した留学プログラムの予約手配■
「カウンセラー」や「お客様」と「留学先パートナー」の間に立ち
密にコミュニケーションを取りながら、
・現地へプログラム申込み
・各種レッスン手配、スケジュール作成
・宿泊先の手配
・入学手続きやビザ申請手続き
・出発前説明会の実施
など様々なサポートを行います。

□留学先パートナーとは…
学校関係者、プロ音楽家、宿泊先手配会社、
大家さん、練習室、送迎会社、現地の留学生サポート会社など。
手配する項目が多岐にわたるので、
迅速かつ正確に業務を進めることが大切です。

□お客様が現地で不安や不満を抱えないようサポートします。

■留学中のお客様サポートも■
お客様からのご要望に合わせて、
・当社スタッフによる現地同行サポート
・オーディション用の動画作成
・履歴書の翻訳
・レッスンの回数の追加
といったオプションをおすすめすることもあります。

□お客様のご要望が叶えられるかを現地パートナーに確認したり、
必要な情報の提出をお客様に依頼したりと、
双方への正確なコミュニケーションと細かな気遣いが必要です。

□その他、
・願書や申込書の作成・提出
・帳票作成
・請求書処理
といった事務業務もお任せいたします。
対象となる方 ・優れたコミュニケーションスキル
・英語を使ってコミュニケーションができる方
・効率よく事務業務ができる方
・業務知識を学ぼうとする意欲と理解
★未経験者がほとんどですので入社後、OJTでしっかりサポートします
★国籍は不問ですが、日本語のビジネスレベルが必要です。

【具体的には】
■業界・職種未経験OK!
■お客様、現地協力会社(個人)、社内の人と
 良好な関係性を構築しながら業務を遂行できる方
■TOEICなどの点数よりも、会話力やコミュニケーション力を重視します。
 ※流暢なスピーキングはできなくても、
 英語で相手の伝えたいことを理解し応えられる
 “コミュニケーション能力”が必須です。

☆マジメに粘り強く仕事に取り組める人を求めています。
☆長く当社で働きたいと考えている方のみご応募ください。

▼以下の方、歓迎します
●留学経験がある
●音大、吹奏楽部、合唱部、オーケストラ部、バンドなどの音楽経験者
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勤務地 御茶ノ水(東京千代田区)
御茶ノ水駅徒歩8分、神保町駅徒歩6分の好アクセス♪

JR中央線・総武線:御茶ノ水駅(御茶ノ水橋口)徒歩8分程度
都営地下鉄 新宿線/三田線:神保町駅(A5出口)徒歩6分程度
半蔵門線:神保町駅(A5出口)徒歩6分程度
丸ノ内線:御茶ノ水駅(2出口)徒歩10分程度
千代田線:新御茶ノ水駅(B3出口)徒歩6分程度
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勤務時間 週5日フルタイム(9:30~18:30)
※実働8h 休憩1時間
※繁忙期は残業あり(月平均20h程度)
給与 月給23~25万円(初年度)
※経験・能力を考慮
※試用期間3~6ヶ月(評価によって判断)

【年収例】
420万円/28歳・入社3年目/月給28万円
待遇・福利厚生 昇給年1回/人事考課による
賞与年3回/業績による
交通費月2万迄支給
各種社会保険完備
健康診断
休日・休暇 ★年間休日数120日程度

完全週休2日制(変形労働時間制)
★イベントがある場合、土日曜出勤有り(土日出勤の場合、平日代休有り)

祝日
夏季
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慶弔
有給
誕生日休

社員に聞く


留学手配業務 ●仕事のやりがい
海外とのコミュニケーション力を活かして、英語でダイレクトに交渉したい方には最適な仕事だと思います。日本人は約束事に真面目ですから、「送迎が遅れた」ということだけでも、心配してしまうかもしれません。そのような不安をできる限り取り除き、海外と日本との懸け橋となってほしいと思います。
カウンセラー(営業) ●いつも助かっています
私たちカウンセラーが行うのは、海外留学を目指すお客様との取引契約まで。それ以降の詳細事項決定や各種手配、オプションの追加などは手配業務の皆さんにお任せしています。私が気づかなかったこともしっかり提案してくださるなど、お客様の留学成功には皆さんの存在が欠かせません!

入社後のインタビュー


入社後について

入社後は、まず先輩スタッフのアシスタントとして業務を少しずつ覚えていただきます。人によりますが、早い方で3ヶ月、遅く場合は12ヶ月後を目安に、一人でお客様をお任せできるように成長していただけたらと思います。よりお客様にご満足いただけるよう、ゆくゆくはオプションの追加なども提案できるようになって頂けることを期待しています。もちろん、一人立ち後も困ったことや分からないことがあればすぐ仲間がフォローします。 いつでもフォローしますので、分からないこと・困ったことがあったら気軽にご相談してくださいね。

応募にあたって


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★3/18・(火) 17:30-【☆ヨーロッパサマーアカデミー☆】現地講習会担当者がプログラムについて解説致します!★

ヨーロッパサマーアカデミー
Information Session
~ヨーロッパサマーアカデミーオンライン説明会~
参加費無料・完全予約制・オンラインでの参加も可能です

ゲストスピーカー:講習会事務局 Einat Boikoさん
日時:3月18日(火)17:30-18:00
場所:≪アンドビジョン・東京オフィス≫
〒101-0052
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JR御茶ノ水駅御茶ノ水口から徒歩7分、東京メトロ半蔵門線神保町駅から徒歩5分程度

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オーストラリア連邦

オーストラリア国旗オーストラリアは建国よりまだわずか220年程度の若い国。オーストラリアの最も大きな魅力はその自然の美しさにあるといえる。日本の約21倍の面積を持 つ広大な国には、グレート・バリア・リーフ、エアーズ・ロックなど世界に類を見ない壮大な自然景観があり、カンガルーやコアラなどのユニークな動物たちも 生息している。 地球のヘソと呼ばれるエアーズロックをはじめ、内陸部は砂漠化が激しく、ほとんどの都市が海岸線沿いに位置する。メルボルンとシドニーの丁度中間にある首 都はキャンベラは首都であるものの、経済の中心ではなく、政治機構のみが存在し、オーストラリア最大の都市はシドニーといえる。シドニーは人口およそ 500万人といわれ、アジア系をはじめ多くの人種が集まる都市。そのほか、ブリスベン、メルボルンと東海岸に大都市が多く、サーフィンスポットとして人気 のある、ゴールドコーストや、グレートバリアリーフで有名なケアンズなどが留学先として人気。西海岸ではパースやワインで有名なアデレードも人気がある。
基本情報
正式国名&英語表記 オーストラリア連邦 Commonwealth of Australia
首都 キャンベラ
面積 769万2,024km2(日本の約20倍、アラスカを除く米とほぼ同じ)
人口 約1,971万人(2002年国勢調査)、キャンベラ(人口約32万人)
人種 アングロサクソン系等欧州系人が中心
言語 英語
宗教 キリスト教(カトリック、英国国教会)67%、無宗教15%(2001年国勢調査)
通貨 オーストラリア・ドル
為替レート A$1=約81.41円(2005年6月2日現在)
紙幣 5、10、20、50、100
硬貨 5A¢、10A¢、20A¢、50A¢、A$1、A$2
電圧 220-240V、50HZ
時差 国内で3つの時間帯(東部、中央部、西部)に分かれていて、州によってサマータイムを実施している。また、州によっても時差がある。オーストラリアと日本の時差は1時間前後。
サマータイムは毎年10月最終日曜日(タスマニア州は第1日曜日)から翌年3月の最終日曜日まで。オーストラリアの夏である10月から3月(1時間進める)。
オーストラリアの現在の時差マップ
祝日 全国共通の祝日と州ごとに決められた祝日がある。全州共通の祝日は以下の通り。
1/1 新年、1/26 オーストラリアデー(建国記念日)、●3/25 グッドフライデー、●3/26 イースターサタデー、●3/28 イースターマンデー、4/25 アンザックデー、●6/13 クイーンズバースデー、12/25 クリスマス、12/26 ボクシングデー
●=移動祝祭日
在留邦人数 45,128名(03年10月1日現在)
電話国番号 61
緊急電話番号 消防・救急車:000、警察:000/11444

物価
日本と比べると家賃や生活費など安いイメージがあるが、オーストラリアの物価は、割と高く日本の物価とそれほど変わらない。ただ、食料品など食に関わるものなどは割安で1食最低5ドル〜最高25ドル程度。物価自体、都市によってかなりの差がある。シドニー、キャンベラ、メルボルンなどの物価は高く、ケアンズ、パース、ゴールドコーストなどはやや安め。宿泊費は、最低10ドル〜最高100ドル程度。
名目GDP 7,886億豪ドル(03年度)
一人当たりGDP
40,626豪ドル(03年度)
実質経済成長率
3.8%(03年度)
物価上昇率 2.3%(03年度)
失業率 5.8%(03年度)
主要貿易品目
(1)輸出:石炭(10.1%)、非貨幣用金(5.4%)、鉄鉱石(4.7%)
(2)輸入:乗用車(8.2%)、原油(5.3%)、コンピューター(3.7%)
主要貿易相手国 (1)輸出 日本(18.3%)、米国(8.7%)、中国(8.4%)
(2)輸入 米国(15.8%)、日本(12.5%)、中国(11.0%)

気候
南半球にあるオーストラリアは、四季が日本とはまったく逆。日本の21倍の国土があるため、地域によって天候も大きく異なる。四季を持つのはシドニーやメルボルンなど大陸南部海岸の都市のみで、 大陸北部海岸沿いは乾季(4月後半〜11月中旬)と、雨季(11月後半〜4月中旬)の二季のみ。ケアンズは熱帯気候、ブリスベンは亜熱帯。ブリスベンやゴールドコーストなどの都市は他の都市に比べると冬でも比較的暖かく、天気のよい日中はTシャツ一枚で出かけることもできるぐらい。また、シドニー、パースも冬は穏やか。夏も日本のように湿気がないため、からりとした快適な気候。メルボルン、アデレード、ホバートは日本とほぼ同じ気候で、冬はそれなりに寒いので、防寒対策をしっかりと。また、年間を通して日差しが強いので、帽子、サングラス、日焼け止めクリームを忘れずに。 
現在の天気
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ビザ オーストラリアへはビザ(査証)またはETAS(イータス=電子渡航許可)が必要。3ヶ月以内の滞在で渡航する場合には、ETASという簡易ビザで入国できる。ビザについてはこちら
パスポート 入国時に、滞在予定期間有効のものが必要。

大使館などの在日政府機関
オーストラリア大使館 Australian Embassy in Japan
〒108-8361 港区三田2丁目1-14
Tel:03-5232-4111
在大阪オーストラリア総領事館 Australian Consulate-General in Osaka
〒540-6129 大阪市中央区城見2丁目1−61 Twin21 MIDタワー26階
Tel: 06-6941-9271
在福岡オーストラリア総領事館 Australian Consulate-General in Fukuoka
〒810-0001 福岡市中央区天神1丁目6-8 天神ツインビル7階
Tel: 092-734-5055
在名古屋オーストラリア領事館 Australian Consulate in Nagoya
〒460-0008 名古屋市中区栄1-3-3 AMMNATビル13F
Tel: 052-211-0630
在仙台オーストラリア領事館 Australian Consulate in Sendai
〒980-0014 仙台市青葉区本町1丁目13-22 仙台松村ビル8階
Tel: 022-265-6810
在札幌オーストラリア領事館 Australian Consulate in Sapporo
〒060-0001 札幌市中央区北一条西3-2 大和銀行ビル5階
Tel: 011-242-4381
オーストラリア政府観光局 インフォメーションサービスは、インターネットでのみ。来館型インフォメーションセンター、ならびに電話応答やFAXによる情報提供サービスは、インターネットへの移行にともない廃止。

現地日本大使館
在オーストラリア大使館 Australia
Embassy of Japan
112 Empire Circuit, Yarralumla, Canberra A.C.T. 2600, Australia
Tel: (61-2) 6273-3244 Fax: (61-2) 6273-1848
在シドニー総領事館 Sydney
Consulate-General of Japan
Level 34, Colonial Centre, 52 Martin Place, Sydney, N.S.W. 2000, Australia
(G.P.O. Box No. 4125, Sydney 2001)
Tel: (61-2) 9231-3455 Fax: (61-2) 9221-6157
在パース総領事館 Hamburg
Japanisches Generalkonsulat
Rathausmarkt 5, 20095 Hamburg, Bundesrepublik Deutschland
Tel: (49-40) 3330170 Fax: (49-40) 30399915
在ブリスベン総領事館 Brisbane
Consulate-General of Japan
17th Floor, Comalco Place, 12 Creek Street, Brisbane, Queensland, 4000, Australia
Tel: (61-7) 3221-5188 Fax: (61-7) 3229-0878
在ケアンズ出張駐在官事務所 Cairns
Branch Office in Cairns, Consulate-General of Japan at Brisbane
Level 15, Cairns Corporate Tower, 15 Lake Street, Cairns, QLD 4870, Australia
Tel: (61-7) 40515177 Fax: (61-7) 40515377
在メルボルン総領事館 Melbourne
Consulate-General of Japan
45th Floor, Melbourne Central Tower, 360 Elizabeth Street, Melbourne, Victoria, 3000, Australia
Tel: (61-3) 9639-3244 Fax: (61-3) 9639-3820

城代さや香さん/ヴァイオリン

城代さや香さんプロフィール

城代さや香 様(きのしろさやか)/ヴァイオリン

桐朋女子高等学校及び桐朋学園を経て英国王立音楽院卒業。
江藤俊哉ヴァイオリンコンクール、高崎国際芸術コンクールにて入賞。
武生国際音楽祭にてアプローズ賞受賞。
フランスにおいて国営ラジオ'ミュージックフランス'及び国営テレビ'Channel 3'に出演。
ドラマ「のだめカンタービレ」のオーケストラメンバーとしてテレビ出演。
 
2003年 度文化庁派遣在外研修員。
2004年 Dip.RAM賞受賞。
2008年 マルシュナー国際ヴァイオリン/ヴィオラコンクールにて第1位。
2009年 ジュリオ・カルドナ国際コンクールにて第1位及び、ポルトガル作品における最優秀演奏者賞受賞。
2011年 上毛文化芸術賞受賞。
2012年6月にソナーレ・アートオフィスよりデビューCD「Invocation」をリリース。東日本大震災で被災した木材により作成されたヴァイオリンによる「千の音色でつなぐ絆」プロジェクトに出演、TBS報道番組「Nスタに出演」。
 
 
-まずは、海外コンクールを受け始めたきっかけがあれば教えて頂けますか?
 
城代  日本で勉強した後、イギリスに留学していました。その経験を踏まえて、自分が今まで勉強してきた成果や今後の可能性を試したかったのが一番の理由です。
 
-海外コンクールは沢山あると思うのですが、実際に参加したコンクールの選定理由はありますか?
 
城代  海外コンクールへの参加は、留学後、帰国してからがもっとも多かったのですが、既に演奏活動をしながらだったので、自分のスケジュールの調整が可能で準備期間がとれる時期のもの、という事が最優先でした。コンクールの傾向・プログラムが自分の得意分野や個性を活かせるかどうかも、選ぶ基準としては大きいところでした。
 
-帰国してからのほうが、回数が多いのですか?
 
城代  留学は2年間していて、その間も受けたことはありますが、たった2年間の留学では環境になじんだり、勉強やレッスンだけでいっぱいいっぱいでしたので、帰国してからのほうが数は多いですね。
 
-留学前は海外のコンクールは受けていなかったのでしょうか?帰国後に数多く受けるようになった理由は?
 
城代  日本での国際コンクールにはいくつか参加しましたが、学生時代は日本から海外には受けに行っていません。日本にいても学校の試験や内外のオーディション、コンクールもたくさんあったたし、学校の授業との兼ね合いもあったため、海外にポンと飛んでビッグチャレンジに賭けるより、ひとつひとつをたくさん積み重ねて実力を高めていく、という考え方でいました。
留学中はとにかく勉強が大事だったので…先生が基礎的なことから見直す方針だったので、コンクールどころではなく、最初は曲すら弾かせてもらえませんでした(笑)。「留学期間は2年間しかないのだから、まずは勉強に集中しなさい。集中してしっかり身に付けてから、コンクールにも行ったらいいんじゃないかな」という先生のアドヴァイスもありまして、とにかく最初の1年はこもりっきりでした。
 
-現在は帰国されていますが、今も海外コンクールを受けているのでしょうか?
 
城代  今年に入ってからも行きましたが、最近は演奏活動も忙しくなってきてそちらを優先にしていますので、今のところ予定はありません。
 
-つい最近まで海外コンクールを受けていらしたのですね。コンクールの情報はどのように収集されていたのでしょう?なかなか日本語での情報はないと思いますし、英語・現地の言語での情報が圧倒的多数だと思うのですが。それに加えて、日本と違ってかなり適当というか、あいまいな部分もあって不安があったかと思うのですが、どう解消したのでしょうか?
 
城代  情報があったとしても、日本語のようには自由が利かないので、結局不安を持ったまま現地に行った事のほうが多いです(笑)。本やインターネットで検索したりして、それでも分からないことは自分で直接コンクール事務局にメールや電話をしました。国内情勢などの詳細がとれないところもあって、怖いなと思うところもありました。旅行用のガイドブックを買っても、観光産業が盛んでない都市なら情報はないし…コンクール事務局が参加者一人一人にどのくらいサポートしてくれるかによっても違いますが、基本的にはなんでも事務局に聞くのがいいですね。それでも言葉が十分通じないことがあるので、現地に行ったら日本人がいて、お互い情報交換しあい、ようやく安心したこともあります。
 
-具体的にはどんなことが不安材料でしたか?
 
城代  第一には、言葉が通じない、交通事情はもちろん、食事や習慣やマナーなど全てが違う、という事ですね。例えば空港からホテルまでのアクセス、ホテルからコンクール会場までのアクセス、練習場所はどこで、どのくらい部屋数があるのか、時間はどのくらいとれるのか、コンクール事務局はどの程度面倒を見てお世話してくれるのか等・・・事務局もエントリー段階を経て、実際に来た人数を見てから動き出すこともあるので、その都度ルールが変わったりすることもあります。こちらとしては知りたい事がたくさんあるのに、言葉の問題もあってスムーズに理解できないケースもありました。それから、会場が、どんなところか、というのも気になる点ですよね。日本のように、いわゆる「ホール」でない場合も多々あるので。。。
 
-ホールじゃないこともあるとは?どのような場所なのでしょう? 
 
城代  会議室のようなところだったり、ヨーロッパなら教会や劇場の場合が多いです。劇場の床は傾斜がついていますし、日本では教会のような、ものすごく響くところではあまり弾いたりしないので、感覚が慣れず戸惑ったこともあります。私は経験していないのですが、野外の場合もあるようですね。
 
-教会は海外ならではですね!コンクールの準備はどのようにされていましたか?
 
城代  演奏活動ををしながらだったので、とても大変でした。コンクールによっては、事前にテープやビデオ審査があることも多いため、録音や参加のそれぞれ1ヶ月前くらいからはスケジュールを空けて、缶詰状態で練習という感じでした。
 
-コンクール前に先生や先輩・友達から受けたアドバイスで役立ったことは?
 
城代  コンクールの国・審査員の人の傾向、例えば、バッハとか古典はこういうスタイルがいいのではないかとか、好まれる傾向とか、スタイルを重視したほうがいい、などの助言を頂きました。でも実際には、自分で行ってみて初めてそういった傾向がわかることや、逆に想像とはだいぶ違っていた、という事も多かったように思います。
 
-日本から海外に渡航する場合、時差ぼけ等もあると思いますが、体調管理の秘訣はありますか?
 
城代  出発時は、不安や緊張感があるので、気も身体も張っているのを感じます。現地に着いてからは、早寝早起きを心がけ、疲れたら昼寝して時差ぼけを調節していましたが、基本的には体力は気力と気合いでなんとかカバーできていましたね。
何泊も前から行くにはスケジュール的にも経済的にも負担があるので、私は前日か前々日に渡航することも多くて、くじ引きで演奏が2日以降に当たると、今回は余裕があるスケジュールでラッキー。という具合でした。出発直前まで詰めて練習して疲れているので、行きの飛行機の中ではぐっすり眠れることが多く、それで助けられていたと思います。あまり何日も前から現地入りしても、張り詰めすぎてしまったり、逆に緊張が解けてしまったりして、本番までいい状態をキープするのは難しいかな、とは思いますが、さすがに今考えると、コンクールの始まる2、3日前には着いて少しゆっくりしたかったな、とは思いますね(笑)。
帰国してからはすべての緊張と疲れがどっと出て、毎回なかなか体調が戻せませんでした。
 
-コンクールによって違うと思いますが、練習環境はいかがでしたか?
 
城代  コンクール事務局がホテルをとってくれる場合は、時間制限はあっても比較的安心して練習できます。オフィシャルホテルでなくても、参加する人がかたまっているホテルだと、練習は皆でやれば怖くない、という感じで、朝どこかの部屋から音が聞こえ出したら、もう始めてもいいかな、という具合に皆始めだしたりしますね。
基本的には朝8~9時から夜8時~10時くらいまでは許容範囲という場合が多いですね。
事務局やホテルが別途練習室を提供してくれる場合もありますが、別の場所だったり、時間制限がつくこともあるので、私は移動時間と体力セーブのためになるべく自室で済ませていました。
ホームステイの場合のほうが、落ち着いて練習はできるかもしれませんね。
 
-ホテルの部屋で練習していいものなのですか?
 
城代  あらかじめコンクールの事務局が交渉してくれていて、何時から何時までとホテルから許可が出ている場合もありました。自分で手配したホテルだと、苦情が来た経験もしましたが、他にもコンクール参加者がいたりして、部屋を替わってもらったり、なんとか練習させてくれないかと一緒に交渉したりして、乗り切ってきました。
 
-コンクール事務局が宿泊先の手配を行う場合は、練習については問題ないことが多いということでしょうか?
 
城代  練習できるように手配してくれているところは問題ないですが、ホテルは紹介しますが練習については保証しません、という場合もあります。そういう場合はホテルに直接交渉することもありますが、たいてい他の宿泊のお客さんはビジネスや観光という場合が多いでしょうし、常識の範囲内ならば、ほぼ問題ないですね。一度だけ、隣の部屋の夜勤のお客さんが、昼間寝ているのにうるさくて眠れない、と言われた事がありますが。
他の宿泊客の方やホテルの方が、いい音が聞こえる~。なんて笑顔で話しかけてきたりもしてくれますし。
 
-伴奏者については、通常は現地で調達でしょうか?
 
城代  現地で手配することが殆どでした。長期に渡るスケジュールを確保してもらわなければいけないし、予算の面でも、日本から同行してもらうのはなかなか大変なので。
 
-現地で伴奏を手配するということは、初対面の方と初めて合わせるということですよね、コミュニケーションはいかがでしたか?
 
城代  私は完璧な英語を話せるわけではないですし、ピアニストもそうではない場合もあるので、身振り手振りを交えながらですね。大抵まず一緒に弾いてみれば、ほぼ分かり合えますが。
伴奏者もいろいろな方がいらっしゃるので、自分に無いものを持っている方に巡り会えて世界が広がる時もあれば、個性がとても強く、こうやりたいって伝えても譲ってくれなかったり、分かったわ、って言ってそうは弾かなかったり(笑)、押し引きのバランスが難しいです。もともと合わせの時間が短い上に、伴奏者にとって初めての曲だったりすると、なおさら大丈夫かなあ・・・と不安を覚えた時もありましたが。
 
-大概のコンクールでの、オフィシャルな伴奏者は数名ですか?
 
城代  コンクールの規模にもよりますが、4~5人いた場合もあれば、たくさんの参加者を2名で掛け持っている場合もあって、すごく驚いたこともあります。
 
-言語以外の苦労の方が多いですかね?
 
城代  合わせの時間は限られているので、ピアニストがどんなテンポできても、まずは演奏で自分の考えや意思を分かってもらえるようにしておいて、そのうえで相違点や意思が伝わっていないと感じれば説明したりします。
それからソナタなどのアンサンブルでは、掛け合いや一体感もそれなりに大事になってくるので、相手の音楽性や考えもある程度は視野に入れて、一緒に音楽を作り上げようという気持ちも大事ですね。
自分の意思がブレたり揺らぐような演奏になってはいけませんが、自分の中にあらかじめ幾つかでもアイデアや可能性の引き出しを持っていると、’どんな共演者とでも最高の自分のパフォーマンスが出せる’という点で将来にも役立ってくると思います。。。あの時本番直前の土壇場で、どうやっても思い通りに合わなくて、どうしたらより良くなるか、必死に悩んで考えた事がすごく勉強になったな、思うことは多々あります。
伴奏者にも当然色々な方がいますので、あまりに個性的だったりしてこちらが苦労しているような場合は、ちゃんと審査員の方も分かっていらっしゃるので、考慮して聴いてくださってるようですよ。
 
-確かに、限られた人数で伴奏のかけ持ちをしているコンクールであれば、参加者の条件は皆同じと捉えることができますね!日本のコンクールも受けていらっしゃると思うのですが、審査方法や雰囲気などに海外との違いを実感されることはありますか? 
 
 
城代  雰囲気で言えば、お客様が楽しんで聴きに来てくださることが大きな違いですね。日本だと関係者のみがちらほらで、会場は緊張感で凍りついた空気…みたいに感じることがありますが、海外では、演奏会と同様に一般のお客様が興味を持っていらしてくれて、「よかったよ!」とか「おめでとう!」と声をかけて下さったり、拍手やブラボーのかけ声も頂いたりして反応があたたかく、ダイレクトに返ってきます。審査員でも演奏後に審査員席から「ありがとう!」と言ってくれたり、拍手をしてくれる事もありますよ。気持ち的にも嬉しいし、演奏会のようにアットホームな雰囲気で弾くことができます。日本だと演奏が終わっても無反応な場合が多いと思うのですけれど。お客様の間で評判が立ったりするので 
、自分の演奏がどう伝わっているかというバロメーターにもなります。「今回は相性がイマイチだったみたいだなぁ(淋)」とか、「思っているより伝わってるかも(嬉)」とか、好みや傾向も異なるコンクールの個性が見える場面でもあります。審査員の方も色々で、著名な方も、そうでない方も、本当にそれぞれ個性・主張が強いです。日本だと技術が重視されがちと言われますが、きちんと弾けているか否か、と言う事よりもパーソナリティー=個性重視というか・・・。その時の審査員の好みで評価が分かれているのだろうな、と思うこともたくさんありますね。あまりに強い個性は日本だとはじかれがちな印象もありますが、プラスに働くこともあると思います。 
 
 
-規定通りよりも、飛び抜けたほうがいいということでしょうか。海外出身者のほうが自己主張があると言われていますよね、他の日本人参加者を見ても違いを感じますか?
 
城代  日本人の方の演奏を聴いて、日本のコンクールで評価されてきた方だな、と客観的に思うことがあります。お国柄かもしれないのですが、海外のコンクールでは、技術はそんなに素晴らしいわけではないけれど、何か持っているものがあって、それが強く現れている人が高評価だったりもします。よく「音楽は言語」と言われますが、生まれ育った環境、それに「民族の血」じゃないですが、そういうもので自然と出てくる、日本人とは違った何かがあるのではないかと感じることはあります。 
 
 
-お国柄は開催地域に感じますか?参加する人に? 
 
城代  もちろん開催国によっても違いますが、大抵どこのコンクールでも世界中から参加者がやってきているので、色々な国の人と触れ合ったり演奏を聴けるのはとても興味深いです。 
 
-実際に海外のコンクールを受けた前と後で、演奏やメンタル面で変わったものはありますか? 
 
城代  外国のコンクールという、過酷な状況・環境の中でやってきたことによって、度胸・肝がすわった気がします。どんな環境でも弾ける!みたいな。開始時間が遅れたとか、前の参加者がこなくて演奏順が繰り上がったとか、色々日本では経験のないこともいっぱい経験しました。また、幸運にも優勝させて頂いたので、そこから演奏の機会や評価を頂けたことで、心の余裕というか自信がついた面もあります。レパートリーも増えますし。
 
-日本では考えられない、スケジューリングの変更があると(笑)。
メンタル面以外に、イメージ的なもので変わったところはありますか? 
 
城代  例えば、ヴァイオリンの場合は、参加者も多いし、コンクールの数も沢山ありますので、コンクールの大小に関わらず、その時の巡り合わせや運も想像以上に大きいなと思いましたね。皆さん練習してコンクールに参加するわけで、実力的にはなかなか甲乙つけがたいレベルなので、審査員との相性、垣間見えた個性など、他のちょっとした要素で点数が違ってきたりします。その中で審査段階を経て入賞するには、実力ももちろんですが、やはり運もありますね。 
 
-コンクールを受けた後に見えてきたことや得たことを教えて下さい。 
 
城代 まず現地の同じホテルや会場で、参加者の皆さんの演奏にじかに触れることになりますので、同じ曲やプログラムが同時に沢山聴こえてくる・・・他の方の練習の仕方や時間の使い方はとても興味深かったです。「こういう時間の使い方はすごく効率が良いかも」、「こういう練習のやりかたもあるんだな」とか、参考になることが沢山ありました。普段は一人で練習していて、そういうチャンスはないですから。自分だったらこういう練習方法がよりいいんじゃないかと練習方法を練ったりして。もちろん実際に審査会場で聴いていても、発見や参考になることはとてもたくさんありましたね。
コンクールで優勝したことで、嬉しかった出来事は、小澤征爾さんから激励の言葉を頂いたことです!17歳のときから講習会や演奏会などでご一緒させて頂いているのですが、優勝した後にメールでご報告したら、すぐお返事を下さって、「大大大おめでとう。これからが勝負だ」と書いてありました。その言葉がすごく励みになって嬉しくて…本当に1位になって良かったって思いました
。賞を頂き、注目されてニュースになったことを機に、演奏の機会が増えたり、自分の希望を言える機会が出来たことは、自分の中ではとても大きな収穫ですよね。でも、コンクールをたくさん経験して来たなかで、コンクールを受ける、ということは、賞を獲ってもとらなくても、大変な集中力を要する大きな試練なのですから、結果よりも、目標に向かって、努力してきたことに自信を持って、それ以後さらに精進し続けることが大切だと思います。「ナンバーワンではなくオンリーワン」と言いますけれど、これから、「私の演奏はこれだ!」と言える、確固たる裏づけがあるような演奏を目指していかなくてはいけないなと思います。 
 
-個性尊重の傾向がより顕著な海外のコンクールに参加することで、見えてきたのでしょうか? 
 
 
城代  色々なコンクールに参加する中で、ここではこうしたら、そこはああしたら、と考え過ぎて、本来自分がやりたいことを二の次にしてしまっていたような時期もありました。審査員に、「あなたがどう弾きたいのかが見えてこない。もっとパーソナリティ(個性)が欲しい。」と言われて目が覚めたりもしました。日本にいるときはそういった言葉をかけられた記憶はあまりないですね。 
 
-海外でコンクールを受けたことが、確固たる自分を創ろうとする布石になったのですね。 
 
 
城代  こうなら習って来たから、先生がこう言ったから、ではなく、それらを踏まえて自分を一番表現できる方法だからこう演奏する、と自分から出てくる音楽で勝負しよう、その熱意を伝えようということが大事かなと思います。 
 
-非常に良いお話ですね!コンクールを受けたことで、プロ活動につながったこともあるのでしょうか? 
 
 
城代  オーケストラとの共演やリサイタルもやらせていただいています。受賞経験の中でも1位というのは、他の入賞者と注目度や評価の度合いも変わるのが事実なので、やはり1位を獲ったことで高く評価していただけている部分はあると思います。 
 
-海外のコンクールでのわすれられないエピソードはありますか? 
 
 
城代 ベルギーやデンマークではホームステイをさせていただきました。緊張と不安のなか一人で戦っている状況ですので、ホテルの部屋に一人でこもりっきりではなく、家族の皆さんと一緒にたわいのない話や食事を共にすることで、かなりくつろげて緊張がやわらぎました。ホームステイの家族の方がコンクール会場に一緒に来て演奏を聴いて下さったりと、あたたかく応援していただきとてもありがたかったですね。それから、ポルトガルに行ったときには、事務局や地元の皆さんがとても親切でフレンドリーで、あっという間に仲良くなれた事がとても印象に残っています。反対に、東欧のある国では、空港にライフル銃を持って警備中の警官がたくさんいて、物々しい雰囲気に緊張してしまった事もありました。 
 
-それはかなり緊張を強いられますよね、演奏は大丈夫だったのですか? 
 
 
城代  町のなかや演奏会場はそんな事もなく、演奏には集中出来ましたが、一人で外を歩くのも憚られるような感じでしたね。 
 
-これから海外コンクールを目指す方にアドバイスを頂けますか? 
 
 
城代 日本と違って本当に厳しい過酷な状況がありますが、とにかく演奏だけには集中できるように練習を積んで、自分の意志を強く持って臨んで欲しいです。集中力を妨げられる要素やハプニングは付きものかも知れませんが、とにかく演奏に入ったら絶対乱されない集中力と精神力があると良いですね。目標を持って努力することで精進できるし、結果はどうであれコンクールを経験することにより、確実に自分の実力や音楽性をアップしたという常に前向きな気持ちを持ってほしいと思います。 
 
-本日は貴重なお話をありがとうございました!これからの益々のご活躍を期待しています!
 
 
城代  どうもありがとうございました。 

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城代さん情報

城代さや香待望のデビューCD「Invocation 〜祈り〜」(2012年6月リリース)絶賛発売中。
11月28日(水)7時より大田区民ホール・アプリコ小ホールにて記念リサイタルを開催。
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ダンス留学アンドビジョン【ダンス最新情報 vol.10. 2015-07-08 04:00:00】

★〜*〜☆〜*〜★〜*〜☆〜*〜★ 【1】ごあいさつ&ご案内 ★〜*〜☆〜*〜★〜*〜☆〜*〜★ 様 こんにちは!アンドビジョンのです♪ 皆さんいかがお過ごしですか? 海外ではあちらこちらで夏期講習会が始まりました♪♪ 既にご参加されてご帰国されたお客様もいらっしゃいます☆☆ 今年まだご参加いただける講習会などのご紹介をさせていただきます。 ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃★┃講┃習┃会┃情┃報┃★┃ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ 今週も様々な講習会情報をお届けします☆ ◆ウィーン夏期国際バレエ講習会 ウィーン国立歌劇場の舞台へとつながるバレエの基礎と発展を身につけるサマーコース ウィーン国立歌劇場バレエスクール講師・振付師が創設したスクールで学ぶ1〜2週間の夏。 あらゆる古典芸術の集うウィーンで、名高いディレクターの直接指導を体感できます。 【期間】 第1期:2015年8月24日〜8月28日 第2期:2015年8月31日〜9月4日 ※1期間または2期間の参加が可能です。 http://www.dance-abroad.com/program/course/summer-course/5943-dance-arts-summer-academy.html ◆ニニ・テイラード・バレエアカデミー国際夏期サマースクール 世界遺産の町、リヨン旧市街で学ぶクラシックバレエやバロックダンス 1世紀近くに渡ってバレエの現場を生きているプリンシパルダンサーが創立したスクールの夏期講習会。 バレエの現代史に触れるような貴重な1週間です 【期間】 2015年7月13日〜7月17日 http://www.dance-abroad.com/program/course/summer-course/6173-nini-theilade-stage-international-academie-de-ballet.html ◆パフォーマンス・アーツ・リサーチ・トレーニング・スタジオ・サマーコース ヨーロッパ屈指のコンテンポラリーダンサー養成スクールで過ごす、密度の濃い5週間。 ベルギーを代表する振付家ケースマイケルの名の元に、世界中から著名なアーティストが集結。 ローザスのダンスを本場ブリュッセルで学べるチャンス! 【期間】 2015年7月13日〜8月14日 第1期:2015年7月13日〜7月17日 第2期:2015年7月20日〜7月24日 第3期:2015年7月27日〜7月31日 第4期:2015年8月3日〜8月7日 第5期:2015年8月10日〜8月14日 http://www.dance-abroad.com/program/course/summer-course/6656-parts-performing-arts-research-and-training-studios-parts-summer-school.html ・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 【2】学校情報 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆ ◆チューリヒオペラ座付属バレエスクール スイス・チューリッヒ。オペラ座への出演チャンスもある付属学校で、バレエを学びませんか? 欧州の主要な劇場の一つであるチューリッヒ・オペラ座。 様々なチャンスを提供してくれるここの付属バレエスクールは、踊りを愛する人を広く受け入れてます。 http://www.dance-abroad.com/major/ballet/6206-balletschule-fuer-das-opernhaus-zurich.html ◆ブリュッセル・インターナショナル・バレエスクール 国際的なコンクールで数々の受賞者を生み出しているベルギーの注目校。 今最も勢いのあるバレエスクールの一つ。 ロシアの巨匠達に師事した校長自らが指導にあたり、国際的に活躍できる実力派ダンサーを次々に輩出。 http://www.dance-abroad.com/major/6291-brussels-international-ballet-school.html 資料のご請求、ご質問などある方は TEL:03-3278-3450 MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までご連絡ください! ┏┿☆.:*:゜☆.:* ☆.:*:゜☆.:・・・ ╂┘ ┃ 国内語学レッスン情報 ┃ ┗━☆.:*:゜☆.:* ☆.:*:゜☆.:☆.:*:゜☆.:* ☆・・・ アンドビジョンでは留学のための語学レッスンも行っています。 先生はもちろん各国のネイティブスピーカー。 レッスン時間や内容は、すべてあなたに合わせて、 フレキシブルに更可能。 ご自分にあったカリキュラムをリクエストできます! 実際、留学経験者の多くが、渡航前に準備すべきだったこととして、語学をあげられます。 100%ダンスに集中するために、語学の準備はしっかりと! http://www.dance-abroad.com/program/language/1262-language-lesson-in-tokyo.html 資料のご請求、ご質問などある方は TEL:03-3278-3450 MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までご連絡ください!  │    人        │  ̄Y ̄ 海外オーディション情報 人  │       ̄Y ̄           │ ◆フロリダ・ダンス・シアターが男性、女性ダンサーを募集しております。 応募資格18歳以上、2015/16年シーズン(26週〜32週間)お仕事可能な方。 バレエ、トウシューズ、パートナリング、モダンダンスが踊れる方。 Florida Dance Theatre is seeking male and female dancers ages 18 and up for its 2015-16 Season (26 -32 weeks). ◆デイトン・バレエが男性ダンサーを募集しております。 2015/16年シーズン(32週間)の契約になります。 レパートリーとして”ロミオとジュリエット”、”シンデレラ”、”くるみ割り人形”等がございます。 ◆ロイヤル・ニュージーランドバレエ団がバレエマスター、バレエミストレスを募集しております。   ┏┓  ┏┛┗━━━┓   ┛ ┏━┳━┛ https://www.dance-abroad.com/contact.html    ┣━┫     ┓ ┣━┫   たくさんのご応募お待ちしております♪♪  ┗━┗━┛  ┏*。・'*:.───────┓ │【6】編集後記/次回予告 │ ┗──────。.'゜*:・*┛ 気になる情報はありましたか? 夢への最初のステップになれたら嬉しいです☆ 皆さんからのご意見・ご感想をお待ちしてます♪ MAIL: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 そして、ご友人にも是非ご紹介ください!(゜▽゜) メルマガ登録は、やメールアドレス変更は簡単に登録できます!! HPから登録できるので、やってみてくださいね! http://www.dance-abroad.com/ 第19回 文化庁メディア芸術祭の募集が始まりました♪♪ http://j-mediaarts.jp/ 今年も様々なクリエイティブな作品が期待されます♪♪ チェックしてみてください☆☆ システム上の都合により前回メルマガの配信が遅れたことをお詫び申し上げます。 また、弊社ホームページ閲覧に不都合が生じご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。 次回のメルマガは、 7月22日(水)発行予定です。 お楽しみに!p(^^)q

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