ハンブルク音楽院は、1908年に創立。メンデルスゾーンとブラームスという2大音楽家の生誕地として知られる、北ドイツ最大の都市ハンブルクに位置しています。文化的にも経済的にも恵まれた環境で音楽を学べることから、ドイツの有名音楽教育機関の中でも人気校となっています。音楽院は、地元の子供達など1,700名が在籍する音楽学校と、世界中から集まった精鋭250名が在籍するアカデミーとに分かれています。現在このアカデミー本科では、大学レベルの基礎演奏＆音楽教育学コース、大学院レベルの演奏コース、そして研究課程の芸術演奏コースという、4コースを展開しています。専攻は、器楽、声楽、作曲、古楽などバラエティに富んでいるのが特徴です。また、職業訓練所として政府から正式に認められた1929年以降、アカデミーの教授陣には、著名な音楽家が集結。北ドイツ放送交響楽団やハンブルク国立歌劇場といった、名門楽団のメンバーも教授陣に名を連ね、彼ら第一線の活きた音楽に触れながら、きめ細かな指導を受けられるのが魅力です。
さらにうれしいことに、同校では留学生のためにアカデミー本科入学への準備として、留学生特別コースを用意しています。万全のサポート体制の下、ドイツ語や専門用語をマスターすることはもちろん、実技レッスン、文化活動などを通して、留学生活に慣れることができます。コース修了後は、修了証明書が授与され、大学レベルの入学試験が受けられます。他大学の受験も可能です。音大を卒業されている方は、大学院レベルの入試を受けられますので、コースが合わないという心配はありません。世界中から才能豊かな学生が集う、このハイレベルなアカデミーで授業に専念できるのは、1年間の準備期間あってこそだと言えるでしょう。