プラハ音楽院/Prague Conservatory
チェコの激動の歴史を駆け抜けた、名門プラハ音楽院で才能を開花させよう。
■学校一般情報■
音楽の都、チェコ共和国の首都・プラハ市に位置するプラハ音楽院は、言わずと知れた、世界有数の名門音楽院。若く優れた音楽家達を集めて育てようと、プラハに新しいオーケストラを創るため、音楽を愛する地元貴族と上流市民階級が協力、1808年に創立しました。しかし、ナポレオン戦争の影響で、実際に授業が始められたのは1811年から。その後も、ナチス時代、コミュニスト政権、革命という激動の歴史をくぐり抜け、屈する事なく芸術を追い求め続けました。そして、様々な音楽学校や芸術学校を吸収し、現在の国際的に知られる音楽院へと発展。作曲学科長だったドヴォルザークなどをはじめ、数々の著名な音楽家が講師や学科長として教育・指導を行い、多くの優れた音楽家を世に輩出しています。卒業生には、ヴィチェスラフ・ノヴァーク、ヨセフ・スク、オスカル・ネドバル、フランツ・レハール、カレル・アンチェル、ヤロスラフ・イェジェクなどがいます。このように歴史と実績のある同校で、世界トップクラスの音楽家から直接指導を受けることは、世界中の学生の憧れでもあります。
現在は約550名のチェコ学生と約40名の留学生、約220名の講師が在籍しています。
教育プログラムには、チェコ語などチェコ知識のある学生のためのレギュラーコースと、留学生のためのスペシャルコースがあります。選択できる専攻や講義科目は、器楽、声楽、作曲、指揮、ミュージカル・舞台音楽、ポピュラー音楽、器楽コーチング、音楽教育、音楽理論、一般教養、語学など。有料ですが、日本語によるチェコ語レッスンや、英語で行われる音楽理論や音楽史の授業もあり、留学生サポートも充実しています。
また、学内の交響楽団、弦楽オーケストラ、複数の室内アンサンブルが、年間約200の演奏会を開催。学生達は演奏家としての第一歩を踏み出し、演奏技術を向上させています。卒業生の多くは、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ国立オペラ座、プラハ交響楽団、プラハ・ラジオ・シンフォニー・オーケストラなどで活躍しています。もちろん、スペシャルコースの学生もアンサンブルや演奏会に参加することができます。