ショパン音楽大学(旧ショパン音楽院)/The Fryderyk Chopin University of Music (The Fryderyk Chopin Academy of Music)
ショパンが学んだ名門音楽大学で、たくさんの演奏経験を積み、プロとして世界に羽ばたこう。
■学校一般情報■
ポーランドの首都ワルシャワに位置するショパン音楽大学は、ワルシャワ音楽院、ショパン音楽院とも呼ばれる、世界屈指の名門国立音楽大学です。また、ポーランドで最も古い伝統を誇り、最も規模の大きな音楽アカデミーとしても知られています。現在では約900名の学生が在籍し、年間約150名の才能ある卒業生を世界の音楽業界に送り出しています。校名の冠となっているフレデリック・ショパンは、1826年から1829年の3年間、このアカデミーで学びました。激動のポーランド史の中で、数回の閉校や校舎破壊などに見舞われましたが、1962年に全ての専攻においてディプロマ発行が認められるようになりました。
大学・大学院課程には、レベル1(学士)、レベル2(修士)、博士があり、学士と修士の課程はあわせて本科とも呼ばれています。作曲・指揮・音楽理論、ピアノ・チェンバロ・オルガン、器楽、声楽、聖歌指揮・教会音楽・リトミック&ダンス・音楽教育、サウンド・エンジニアリング、そしてビアウィストック校で学習する器楽音楽教育といった分野があります。それぞれにおいて、学士と修士の学位取得が可能。さらに深い音楽知識と技術を学ぶ研究コースでは、博士号を取得することができます。
キャンパスでは、教育の一環としてのコンサート活動が非常に盛んに行われています。毎週水曜日に、交響楽団、室内楽、学生オペラ、オラトリオなど、幅広いアンサンブルによる音楽公演活動を実施。これらのコンサートで、学生は演奏経験を積み、自らの活動の幅を広げることが出来ます。これらは、ワルシャワ市民にとっても、楽しみな文化行事の一つとなっています。
また、国際コンクールやイベントなどの準備が必要な学生や、一時的に病気になってしまった学生のために、教授会が各学生の個人プログラムを計画。また、留学生にはインターナショナル・オフィスを設置し、為替から学生オーケストラ&室内楽アンサンブルの海外公演などに至るまで、親身に相談を受け付けています。