ラティーナ音楽院"オットリーノ・レスピーギ"/CONSERVATORIO di LATINA ottorino respighi"
歴史の若い街で、堅実な教育を軸に活気ある音楽活動を行う音楽院
■学校一般情報■
ラティーナはイタリア中部ラツィオ州の一県です。1900年代の創設と歴史の浅い県の県都であるラティーナですが、美しい建造物が数多くあり、また音楽コンサートも多く催される活気のある街です。そんな若いパワーにあふれた街に位置するラティーナ音楽院は、1979年にローマ・サンタチェチーリア音楽院の分校として創立され、1988年にラティーナの音楽院として独立。現在は充実した施設の中、2つのアカデミック・コースを軸に様々な音楽活動が行われています。施設の一つ、マホガニー色を基調としたシックな図書館は、音楽関係の書物を所蔵し、学生が落ち着いて勉強出来る環境を提供。コンサートホールでは、3~4月の約一ヶ月間にわたる「春のコンサート」をはじめ、音楽院主催の様々なイベントに使用されています。また、学内で開催されるコンサートは入場無料のものが多く、学生が他演奏者の演奏を聴き、より多くの刺激を受ける絶好の機会となります。
同校のアカデミック・コースには、レベルI(大学レベル)の3年コースとレベルII(大学院レベル)の2年コースがあります。レベルIIでは教員を目指す音楽教育学コースと実技専攻コースがあり、どちらも一定の成績を修めて学業を修了すれば、国際的に通用するディプロマが授与されます。実技コースには、ピアノ、クラリネット、オーボエ、フルート、ファゴット、サックス、ホルン、トロンボーン、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、コントラバス、ギター、打楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロ、声楽、ハープ、作曲、電子音楽、ジャズがあります。レベルI・IIの2コース以外にも、客員講師を招聘してのセミナーやマスターコースも随時開催され、音楽の技術と知識を広げることが出来ます。