コモ音楽院"ジュゼッペ・ヴェルディ"/CONSERVATORIO di COMO giuseppe verdi"
伝統あるミラノ音楽院の分校としてスタートした音楽院。
■学校一般情報■
イタリアのコモ市はミラノやスイスから地理的に近く、美しいコモ湖を望むアルプスの麓の町です。コモ音楽院はコモ市にて1982年にミラノ音楽院の分校としてスタートし、1996年に独立しました。校舎の歴史は大変古く、15世紀後半に病院として建築され、20世紀初頭まで利用されていた建物を利用。病院閉鎖後1971年にコモ市により修復され、1982年にミラノ音楽院の分校として使用されるべく、コモ市とミラノ音楽院間で使用契約がなされ、現在に至ります。普通コースで400名、レベルIの3年コース(大学レベル)で100名、レベルIIの2年コース(大学院レベル)では25名の生徒が在籍、教員数は70名となります。特に3年及び2年のアカデミックコースでは、イタリア国内からの学生と共に、ヨーロッパはもちろん、グアテマラ、韓国、日本など、各国からの留学生も多数在籍している、中規模ながらも国際色豊かな学校です。
音楽院の学生で編成された交響楽団、電子音響技術専攻の学生のアンサンブルグループ、ビッグバンド・ジャズ、ソリストと合唱団で編成されたバロック楽器グループ、合唱アンサンブルなど、組織化して音楽活動しているため、学生がより音楽活動に携わりやすくなっております。活動の場としては、毎週土曜日に音楽院コンサートホールで開催される「サタデーコンサート」を中心に、他にも様々なイベントを主催・実施。特に年度行事である「クリスマスコンサート」は、音楽院単独でコモ市や周辺の教会で開催される他、コモ市及びロンバルディア州内の他団体と共同でも別途開催されるなど、広く活動の機会に恵まれています。学んだ事を実際に活動と言う形で活かせる為の配慮が行き届いており、積極的に音楽活動に携わりたい方には最適です。