ミラノ市立音楽院/Accademia Internazionale della Musica
イタリア最高峰スカラ座の音楽家を輩出し続けているミラノ市が誇る伝統校
ミラノ市立音楽院は、1862年に創立。世界最高峰として名高い、ミラノ・スカラ座で活躍できる、ハイレベルな声楽家・オーケストラ団員の養成を目的としてスタートしました。スカラ座と言えば、イタリアオペラの殿堂として有名です。ヴェルディやプッチーニが初演を行っていただけでなく、トスカニーニをはじめ、アバド、ムーティ、バレンボイムなどの名手が総指揮を務めて来ました。そんな大劇場において、名演を繰り広げて来たのは、紛れもなくミラノ市立音楽院の卒業生達でもあります。そして今も音楽院では、長きに渡って培った伝統を保ちつつ、新しいジャンルの音楽と技術を取り入れながら、徹底した音楽教育&トレーニングを実施。数多くの優れた音楽家を輩出し続けています。そのため、イタリア国内はもちろん、30カ国以上の国々から学生が集まり、国際色豊かな校風となっています。さらに、彼らを導くミラノ在住の音楽家教授陣の豪華さも、学生達を惹き付ける魅力の一つと言えるでしょう。
主なコースは、他のイタリアの音楽院同様、3年間のレベル1、2年間のレベル2を提供。子供クラスや準備クラスなどもありますが、日本から留学される方には、このレベル1または2が適しています。専攻には、古楽、クラシック、ジャズ、現代音楽テクノロジー(映像音楽/音楽制作/オーディオ・テクノロジー/電子音楽)など幅広い分野を用意。その他、市民コーラスや生涯学習など、一般にも広く門戸を開放しているのが特徴です。
ルネサンスの時代から、フィレンツェ、ヴェネツィアなどと共に、都市国家が発達して来たミラノ。この都市に相応しい、市立伝統の音楽院だからこそ、あなたもイタリアに脈々と続く音楽を受け継ぐことができるのです。