ロンジー音楽院/Longy School of Music
高い音楽教育レベルを誇る、ロンギー音楽院で学ぼう。
■学校一般情報■
ロンギー音楽院は、ボストン交響楽団主席オ―ボエ奏者ジョージ・ロンギーによって、1915年ボストン市に設立。1930年に現在の所在地、マサチューセッツ州ケンブリッジ市に移転しました。設立以来、室内楽を中心にしたカリキュラムで、徹底的な音楽教育を行っていて、「協奏から生まれる力が、音楽研究を活発にする」という、設立者の信念を継承しています。同校の教育目標は、学生達の芸術的個性、演奏テクニック、次世代に向けてのリーダーシップの育成です。現在、アメリカ全土や23カ国からの学生約230名が在籍。講師陣は一流の現役アーティストを中心に、約150名で構成されています。講師1名に対し学生約3名という少人数クラスは大きな魅力のひとつです。
大学課程では、演奏と作曲でディプロマ取得コースを提供しています。さらに、ボストンのエマーソン大学とのジョイント・プログラムを開設。同校でのディプロマ取得コースに加え、エマーソン大学で一般教養を専攻し、ディプロマとBM学位を取得することができます。大学院課程では、演奏、作曲、ダルクローズ・リトミック、古楽、モダン・アメリカン・ミュージックでMM学位取得コースを提供。演奏に重点が置かれたディプロマ取得コースや、ダルクローズ・リトミックを専門に学ぶコースもあります。後者は、世界的に著名なスイスのジャック・ダルクローズ・インスティテュートとの提携のもと、児童音楽教育の資格や一般音楽教育の免許が取得できるというコースです。
同校の音楽図書館では、ルネサンスやバロックなどの歴史的な西洋音楽を中心とした貴重なコレクションを保管。楽譜13,000スコア、書籍5,600冊、録音ディスクは9,000枚以上など、学生達の研究に大いに役立っています。
匿名
ロンジー音楽院/Longy School of Music
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2013/01/28
私は日本の音大を卒業後ずっとピアノの勉強を続けていましたが、58歳でこのLongy(ロンジーと発音します)にGraduate Performance DiplomaのCollaborative Piano(共演ピアノ)科に入学しました。
若い時には能力・経済・家族などの問題があり留学できませんでしたが、やり残した事をしたいと思いチャレンジしました。 Longyは入学の年齢制限がなく、若い学生は勿論、仕事や家庭が落ち着いてもう一度学校で勉強したい人も受け入れる用意があります。 このLongyは小さな音楽学校ですが、それゆえに生徒全員に演奏するチャンスが多く、室内楽または声楽室内楽は最重要科目です。 ロシア・東欧・ラテンアメリカそしてアジアの生徒も多く、一緒にアンサンブルする楽しみは日本では味わえません。 私はCollaborative Piano科だったので一例をあげますと、歌手とピアニストの為のArt Song Repertoire classは大変有意義でした。 1学期毎に「ドイツ歌曲」「フランス歌曲」「イギリス・アメリカ歌曲」「スペイン・イタリア・東欧歌曲」を集中して研究するのですが、2年で実に多くの曲を知ることができます。 勿論Diction(IPA国際発音記号)や詩も学びます。 学外のゲストによるマスタークラスやコーチングも多いです。 また日本の音大にはないBody/Mindこれは音楽家の身体の故障や精神的なストレスをいかに予防し軽減するかを学ぶクラスです。 私は手に故障があったので大いに参考になりました。 ボストンのハーバード駅に学校があり、安全で美しく抜群の環境にあります。 たかが2年、されど大きな2年をLongyで過ごしたので体験談を書かせてもらいました。 人と比べない音楽を学びたい人にお薦めです。 |