モンス王立音楽院/Conservatoire Royal de Mons
歴史ある美しい校舎で、充実した内容の授業が受けられる、魅力的な音楽院
■学校一般情報■
モンス王立音楽院は、1820年に地元の音楽愛好家協会によって、前身となる音楽学校が創立されました。1840年にはモンス市の運営・管理下におかれ、1844年に音楽アカデミー、1882年に音楽院(コンセルヴァトワール)に発展。1948年には王立音楽院に認められ、現在のモンス王立音楽院となりました。1982年から5年間かけて、17世紀に建築された元修道院を大規模に修復。音響効果も改善し、音楽を学ぶにふさわしい施設となっています。歴史的価値の高さや美しさは、1987年のソフィア国際建築ビエンナーレやヨーロッパ・ノストラ(建築復元・保存)で受賞歴があるほど。この校舎は、現代のエッセンスや技術を取り入れながら過去の文化を大事にしている、同校のポリシーそのものと言えるでしょう。
教育プログラムは、学士相当の第一課程と修士相当の第二課程を提供。専攻には、声楽、ピアノ、パイプオルガン、アコーディオン、ギター、ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、バスーン、オーボエ/コーラングレ、クラリネット、フルート/ピッコロ、サックス、ホルン、トランペット/ビューグル&コルネ、トロンボーン、チューバ/ユーフォニウム、打楽器、作曲があります。第二課程では、指揮(合唱、オーケストラ)、エクリチュール&音楽理論が加わります。オーケストレーション、外国語(声楽クラス)、楽曲分析、音楽史、比較芸術、即興、最新音楽理論などの科目から、合奏、合唱、室内楽、オーケストラといったアンサンブルも豊富。また電子音響のクラスでは、音響効果、分析、作曲(アコースティック、マルチメディア)、音楽史、情報音楽のほか、アナロジー、スパシャリゼーション、ジンテーゼ、インタラクティブなど、現代には欠かせない重要なテクニックを学ぶことができる、数少ない音楽教育機関です。