アヴェッリーノ音楽院"ドメニコ・チマローザ"/Conservatorio di Musica “Domenico Cimarosa” di Avellino"
現在も止まることなく成長し続ける、カンパニア州最大の音楽院。
確かな音楽教育を軸に、施設・設備の充実化や、他校と共同で様々な課外授業の企画・実施など、常に新しい事に挑戦しているエネルギッシュな音楽院です。
■学校一般情報■
イタリア南西部カンパニア州出身の作曲家‘ドメニコ・チマローザ’の名を冠し、同州で最大規模を誇るアヴェッリーノ音楽院は、1972年に開校されまし た。現在の施設は1980年の地震被害義援金として、1986年に米政府から市への寄付金で大幅に改善され、防音加工された練習室は50以上、マルチメ ディアラボ、図書館、レコードライブラリーと、大変充実した施設で学生をサポート。また、自慢のコンサートホールは座席数400、オーケストラピットは電 気系統付きでオペラ上演にも対応出来る規模です。
同校のコースでは、学生が専攻する音楽分野(器楽もしくは声楽)の個別レッスンの他に、ソルフェージュやイタリア文学等の学術分野についても学びます。専 攻可能な実技コースは、クラリネット・フルート・サックス・ホルン・チューバなどの管楽器、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス・ハープ・ギ ター等の弦楽器、その他ピアノ・打楽器・声楽など、多彩です。
施設、専攻分野の充実もさることながら、アヴェッリーノ音楽院は他の音楽院や大学と共同企画にも熱心な事も特筆すべき点です。過去の例としては、2000 年にドメニコ・チマローザ逝去200周年を記念してのオペラ公演をナポリ芸術アカデミーと共同で上演、2004年にフィシャーノ大学(サレルノ大学)と、 米国出身のバイオリニスト、ルッジェーロ・リッチ氏を招いてのマスタークラスを開講するなど、他校との交流を通して音楽教育をより豊かなものにしておりま す。
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