マントヴァ音楽院"ルーチョ・カンピアーニ"/CONSERVATORIO di MANTOVA lucio campiani"
歴史と伝統を守りつつ、時代のニーズに対応する、現在の音楽学生にうれしいプログラム
■学校一般情報■
マントヴァ音楽院は、1777年に創立。由来を16世紀にまで遡り、女帝マリア・テレジアが創立に関わった、歴史にあふれる音楽院です。場所は、イタリア北部ロンバルディア州マントヴァに位置。大都市とは違う、イタリアの魅力がつまった小さな町ですので、落ち着いて学ぶのに最適と言えます。また、マントヴァと言えば、ジュゼッペ・ヴェルディのオペラ「リゴレット」の舞台としても有名です。
同校は、長く培って来た伝統を重んじていますが、新しいジャンルやシステムも同様に重視しているのが特徴です。2011年1月からは、従来の教育システムを単位制に変革。取得できる資格はディプロマのままですが、学士および修士に相当する、レベルIとレベルIIのコースを新たにスタートさせました。このカリキュラムは、セメスター/単位制となります。世界の音楽院&音楽大学と主流を合わせることにより、交換留学や提携プログラムといった国際交流をはじめ、研究、マスタークラスなど、さまざまな可能性が広がり、学生達の学習意欲も高まっています。
新設されたのは、システムだけではありません。プログラム内容もさらに充実したものとなりました。聴力トレーニングから楽曲分析、和声、音楽理論、音楽史、コンピューターミュージックなど、バラエティに富んだクラスを用意。演奏(器楽、声楽、ジャズ)、作曲、室内楽といった、メインの専攻に加えて学べるため、音楽への理解を総合的に深めることができるのです。教授陣には、パオロ・ギドーニ、ガブリエレ・モニーチ、マウロ・ネグリなど、ここで教えていたのかという、知る人ぞ知るクリエイティブな音楽家が揃っていますので、専門性を高める機会にも十分に恵まれた音楽院だと言えるでしょう。